【後輩ちゃんは】RIDDLE JOKER 千咲√感想【マニアック?】
前回、「次は茉優先輩を攻略していく」と言ったがあれは嘘だ!
いや最初は茉優先輩ルートの選択肢を選んでたんですよ!でも途中でふと千咲ちゃんルートの選択肢を選んでしまって・・・そして、出会ってしまったんですよ、『天使』に・・・!
こめなさい・・・
というわけで(?)千咲ルートクリアしたので、感想書いていきます。
千咲ルートはサブヒロインということもあって、勿論物語の根幹に触れませんし、内容も結構あっさりしてたんですけど、一言、良かったですね。
というか私がこの『RIDDLE JOKER』に求めていたのはこういうのだったんだな、って思い直させる内容でした。ゆずソフトは変な味付けせずにこの路線で行けばいいと思うんだけど、それだとやっぱり変化がないからそれはそれで面白くないかもしれないですね。
続けて感想なんですけど、ふっつーーーーーに、只管、いい娘なんですよ、千咲ちゃん。他者のことを慮れるし、誰とでも分け隔てなく素で(ここあやせとは違うポイント)接することができ、明るくそして自分の意見を持っている・・・そんな女の子でした。そりゃ可愛いよ、フルコースだよ。
通して、特に突出して何がよかったとはいい難いんですけど、読んでいる間終始ニヤニヤできたし、可愛いなあと思う気持ちで一杯になれるいいルートでした。もしかしてこれが恋!?(違う
あと物語の根幹からずれたルートだからかわかりませんけど、結構マニアックでエッチなことやってまして、それが大変良かったですね。
一応主人公と仲良くなる題材として、アストラル能力を用いた痴漢を捕まえるというのがあったんですが、痴漢の気持ちを想像するために、実際に痴漢の練習をするんです。これがめっちゃエッチなんですよね。痴漢の練習と言っても付き合う前で、所謂純愛もののゲームなんでノータッチだったんですが、それでも触れられそうになるその雰囲気で恥ずかしくなってしまう千咲ちゃんが大変良かったです(言葉をかなり選んでる)。主人公、恥じることはない、あれは確かに興奮するわ。
あとアフターストーリーで、千咲ちゃんが主人公と深夜でも話せるようにビデオチャットをするって話があるんです。そこでまあエロゲを嗜む諸兄なら想像に難くないと思いますけど、ライ〇チャットみたいなことをするわけですよ。これがめちゃくちゃエロい、いやもうめちゃくちゃですよ?
同じようなところで天色アイルノーツのシャーリールートで主人公にスマホで撮られながらHするっていうのがあったんですが、あれを思い出すエロさでした。単純にこういうのが好きなだけかもしれないですが(また性癖暴露大会か?)。
でもそのあとの異次元ち〇こだけは許せません!下の画像が問題のシーンで、青い部分がその想定ち〇こ曲線なんですけど、途中直角に曲がってるのが分かりますね?いや緩やかにカーブしてる可能性も捨てきれませんけど、そもそも長すぎるので・・・改めて見るとすげー形してんなこれ。
利用規約的にこの画像はダメかもしれない・・・
というわけで、千咲ルート感想でした。普通に可愛く、Hシーンもよかったので、サブルートとしては文句なかったですね、ち〇こ以外は。
次は今度こそ茉優先輩ルート攻略していきたいと思います!
【二条院先輩】RIDDLE JOKER 羽月√感想【重いです】
というわけで羽月ルート感想いきます。
羽月ルートを一言で表しますと、普通ですね。本筋には全く絡んできませんし、物語に微妙に山場があるんですけど、スッ・・・と通り抜けるし、なんか問題起こったけど、ご都合主義でうまくまとまって終わりって感じです。
また、羽月というキャラを一言で表すと、
につきますね。黒髪ロングでお堅い美少女とみせかけて実はむっつりとかいうなかなかドストライクなキャラだったんですが、いかんせん重い。主人公に付き合いだしてからの依存っぷりが尋常ではないし、これのせいで物語の終盤の展開が安っぽくなってしまっている気がしました。
私は以前の感想でも書いたことがありますが、正義感にあふれ他者を重んじ、真っすぐ生きているキャラが、ただ真っすぐ生きるだけでは乗り越えられない壁にぶち当たった時に、自分のやり方に疑問を持ちつつもそれでもなお真っすぐ生きていくという流れがめちゃくちゃ好きなんですよ。その点、羽月は最初こそただ真っすぐ生きるということで共通点があるものの、結局は惚れた男のために自分を無理やり変えてしまっているように見えてしまったのが少し悲しかったです。
・・・と、ここまで悪いとこを書いていきましたが、勿論良かった点もたくさんあります。なんといってもこれはキャラゲーですので、そこは流石のゆずソフト、外してきませんでしたね。
定番(?)の水透け体操服から、手作り弁当あーん、壁ドン、犬プレイとなかなか要所要所を抑えていて悶えました。その中でも特によかったのが、膝枕+耳かきなんですけど、まずはこちらの画像をご覧ください。
この構図、天才的じゃないですか?結構いろんなギャルゲやって膝枕シチュみてきましたけど実際に主人公の視点で見上げるというのはあまりなかった気がします(実際は横を向いているはずなので正確には主人公の視点ではないんですけど)。縦編みセーターとあいまってふくらみが強調された胸と、まるで聖母のような優しさでほほ笑んでくる表情が最高で、しばらくぽけーっと画面を見てましたね。これだけでもこのルート価値があるといっても過言ではないかもしれない・・・。
というわけで短いですけど羽月ルート感想はこの辺で、次は茉優先輩を攻略していこうかと思います。
茉優先輩に悪戯したい・・・したくない?
【あやせさんは】RIDDLE JOKER あやせ√感想【裏表のない素敵な人です】
前回に続いてRIDDLE JOKERの感想を綴っていきたいと思います。
今回はタイトルの通りあやせルートの感想なんですけど、ルートの感想を一言で表しますと、
あやせちゃんめっちゃかわいくないですか!????????
になるぐらい、あやせ可愛かったです。ビビります。これほどの破壊力を秘めているとは・・・さすがメインヒロイン。
この1週間ちょこちょこ進めてたんですけど、シナリオも初々しく、もう口角が吊り上がったまま戻りませんでした。
感想どこから書いたらいいか悩むのですが、あやせの魅力からシナリオについて書いていきたいと思います。
ーーここから多少のネタバレありーー
あやせは最初こそ完璧美少女的な存在感を示しますが、パッドがばれてからは主人公に対してはかなりグダグダ美少女になります。クラスでは丁寧な言葉で話しかけてくるのに、生徒会室で二人になった瞬間に言葉も砕けて接してくるというのは、お約束な感じですけど非常によかったですね、学園のアイドルとの秘密共有・・・よい響きです。
あやせルートは七海ルートと違って、とにかく純粋で、初々しい恋愛模様を描いていてとても好感が持てました。いや七海ルートみたいなちょいエロス強めな話も全然好きですよ!
エロゲなので18歳以上、しかもいまだエロゲをたしなんでいる諸兄はある程度歳がいってる方が多いような気がするので、もっと前面にエロスを押し出されたものを好まれるのかもしれませんが、私はこういう中高生が初めて恋愛したときの甘酸っぱい気持ちを追体験させてくれるようなシナリオが凄く好きですね。
最初は生徒会室であやせが猫が狂気的に好きであるということから物語が進行して仲良くなっていきます。
おまかわ
正直狂気すら感じる猫好きさですが、ここまで結構ツンツンしたキャラだったのでギャップで脳みそがとろけました。この辺から読んでてニヤケが止まらなくなりました。
そのあと色々あって、主人公と素で接していくうちに段々惹かれあっていくんですけど、好きだと認識してからのあやせはめちゃくちゃ可愛いんですよね、ちょっと主人公がいなくなったからって寂しくなって眠れなくなったり、自分のほうが主人公のことを好きだと張り合ってきたりetc...
ピュアすぎる・・・
このシーンは、そんなことあるかーーーーーーと叫びながら、机を思わずバンバンたたいてしまいましたが、とにかくピュアなんですよね。思わず恥ずかしくなっちゃうようなストーリー展開だったんですけど、正直こういうの大好物なので非常に良かったです。
そのあとまあこれはエロゲなのでエッチしたりエッチしたりエッチしたりするんですけど、これがまたいいんですよね(さっきから良いしかいってないな?)。自分、七海ルートの素でエッチな感じ(?)も嫌いじゃないんですが、初々しいエッチはもっともっと好きなんですよね(性癖大暴露大会)。お互い慣れてない感じで、最初は思わ気持ち良すぎて動いたらすぐ出そうだからいれたまま30分抱き合ってるとか、初々しすぎて恥ずかしくなるぐらいなんですが、それがいいんですよ!
あやせはパッド多数入れてるキャラなので最初脱がす時にパッドをはがすCGがあるんですけど、それもまたエロくてよかったですね。ただ自分は一番最初にマトリョーシカが思い浮かんで、それ以降は笑いの壺に入って全然抜けませんでしたが(笑)
さて肝心のストーリーですけど、あやせルートはよくできてるなというのが第一感想です(とても上から目線)。
主人公の能力を遺憾なく発揮できていたし、上記の初々しいストーリーの中に微妙に張り巡らされた伏線たちを綺麗に回収しており、読んでいて気持ちよかったですね。正直前回の感想で言った全然RIDDLE JOKERしてないっていうのが伏線になっているとは思いませんでした。ゆずソフトだからそういうガバ設定あるかなってユーザーは普通に思い込むだろうというところまで読み切って今回のシナリオ書いていたとしたらライターは天才だと思います。そういう意味でよくできてたかなと。
あとあやせの一人ツッコミがキレッキレで聞いてて飽きなかったですね。ぐぬぅ~~~~の言い方とかめっちゃ可愛くて好きでした。
お気に入りボイスがあやせで埋まる
あと理事長がなかなかかっこよかったですね。悪いことをしているがこれは必要悪なのだっていうRPGのラスボスにいそうなキャラだったんですが、そのあとに明確な悪が出現してうやむやにしていく感じは、ハッピーエンドを好む(?)ゆずソフトらしい展開だったのかなと思います。これはこれで悪くない。
というわけでストーリーも普通によく、キャラはめちゃかわだったので非常に満足です。このルートだけでもRIDDLE JOKER買った意味があったのかなと思います。
次はおそらく物語の根幹に全くかかわってこなさそうな羽月ちゃん攻略してこうかなと思います。
ゆずソフトではゴムをつけないで致すことがほとんど(著者調べ)
ではまた1週間後ぐらいに。
RIDDLE JOKER 共通・七海√感想
相変わらず更新頻度がひどすぎるんですが、2年ぶりにゆずソフトが新作を出したので感想書いていこうかと思います。
その名もRIDDLE JOKER!!
うーん流石むりこぶ。タイトル画面から可愛さがあふれ出していますね。
雰囲気は同メーカーのDRACU-RIOTに似ているかもしれません。まだ七海√しか攻略してないので総評はあとで書こうかと思うんですけど、今の時点では設定はちょっと重めの割には、いいか悪いかはおいといて話の流れが軽いという感じですね。千恋とサノバが結構しっかりストーリーがあっただけに(本当か?)、キャラゲー色を強くしたのかなという印象があります。前置きはこの辺で感想行きましょう。
共通√
RIDDLE JOKERのここが良い
・キャラが可愛い。
あいかわらずむりこぶ神の力は偉大で、キャラが全員可愛いです(キャラ全員可愛いゲームって実はすくなくないですか?)。掛け合いも心地よく、この手のゲーム特有の痛々しさも少ないです(ちょっと主人公が厨二気味?)。あとCGは言うこともがなSDキャラも可愛いいのもグッドです。さすがこわもた先生、とても安定してます。
・お約束を外さない。
ゆずソフトが一番偉いところはお約束を外さないところだと思いますね。今作も例にもれず、ゲームをやっててあ~これ絶対ラッキースケベやるところだっていうところを絶対外してません。プールでパッド盛りしてる女の子がいたら絶対にパッドが外れて乳首がちらっと見える展開になると思いますよね?実際そうなります。
RIDDLE JOKERのここがダメ
・スパイ要素必要だったか、これ。
全部やってないので手のひら返すかもしれないですけど、あんまスパイ要素とか組織要素いらなかったのかなぁと。潜入捜査の原因となった犯罪は共通√ですぐに解決したし、アストラル能力と七海ちゃんのハッキング能力が強すぎて、全体的にRIDDLE JOKERしてるシーンはあっさりです。もうちょい敵組織が強いとかせめてモブじゃなければ感情移入できたかもしれない・・・。
あ、でも七海ちゃんのスパイ服はめっちゃ可愛いので、そのためだけでも存在していてよかったかもしれません。
箇条書きになってしまいましたが、共通√終えた感想は、カツカレー注文したらカツがめっちゃ小さくてうーんと思いつつも、素のカレーが美味しいから満足してしまったという感じですね。
続けて七海√感想
七海√
七海ちゃんは妹キャラなんですけど、共通ルートやっているときは、歴代ゆずソフト妹キャラに比べてお兄ちゃん好き具合が弱いなと思っていました。
この辺のお兄ちゃん好きっぷりは異常
結構毒吐くし、まあ普通の兄妹ってこんなもんだよなぁ、ここからどう恋仲になっていくんだろうなぁなんて思いながらルートに入ったわけです。しかし、
ルートに入った瞬間、上の妹ヒロインたちに負けないぐらいデレッデレになりました。
いやもう即落ち二コマかっていうぐらい一瞬で堕ちててちょっとビビりましたね。いや確かに主人公が命の危険にさらされたことで、ごまかしていた気持ちがごまかしきれなくなったというのはわかるんですけど、家族愛と男女の愛は似て否なるものだから、その辺の変化を描いてほしくもありましたね。いや最初から男女の愛だったのか?うーん。
そして、お互いの気持ちが向き合って実際につきあうわけですけど、やっぱり兄弟で付き合うっていうと社会の目とかが気になるところですよね。しかし、ここは安心安定のゆずソフト、友達やクラスメイトからはすんなり受け入れられて、養父にもすんなり認めてもらいます。まあ未だにエロゲをやっている諸兄からすれば、社会に偏見の目で見られながらも兄妹で付き合うことをやめずに徐々に認めてもらうという展開はもう食傷でしょうから、よかったかもしれませんね。
さてここまでストーリーについてちょっと触れましたけど、RIDDLE JOKER!はキャラゲーですので、キャラが可愛いければいいのです!そして七海ちゃんはめちゃめちゃ可愛くてエロかったです。
在原七海のここが可愛い
・顔
言うまでもなく。
・仕草が可愛い
照れて布団に隠れるとか、嫉妬してむくれるところとかめちゃくちゃ可愛いですね。
・甲斐甲斐しくお世話してくれる
朝起こしてくれて、ごはん作ってくれて、勉強を教えてくれる・・・神かな?
・エロい、すべてがエロい
まず体がエロい。お前そんな可愛い顔してその狂暴な肉体はいかんでしょというぐらい肉感的です。試着室でサイズの合わないビキニを着て主人公に見せてくるシーンは最高でした。
そして行動がエロい。水着で背中から抱き着いて来て耳元でささやいてきたり、学校のプールの水中でキスしてきたり、学食の机の下で足で足を愛撫してきたりと、幼い顔してなかなかのエロスを持ち合わせています。正直どちゃくそエロいです。付き合ってからは妖艶さを見せてくるんですけどいざ本番の時はちょっと幼くなるのも、ギャップがあってとてもとても最高ですね。私は最高以上の言葉を持ち合わせておりません。
在原七海のここがダメ
・ちんこに回復魔法を打つ
これ普通にHなシーンででてくるんですけど、普通に笑うのでやめていただきたく(笑)
上でもちょっと書きましたけどHCGもなかなかよく、特にスパイ服で胸元だけはだけさせて谷間でネクタイを挟むCGがとてもよかったですね、見たい方は是非製品版を買ってください。欲を言えば妹キャラの定番(?)裸エプロンがあればよかったですね。あとオタク設定どこいったんだ?
では、今回はこの辺で。次はパッドちゃんを攻略して感想書いてきたいと思います。
胸元の曲線が明らかにおかしい
ギャルゲーマーによる『なろう小説』のススメ
皆さん、小説家になろう(以下なろう)という投稿サイトはご存知でしょうか。
もう最近は、なろう出身の作品が続々と書籍化されたり、アニメ化されたりして、かなり有名になってきたのではないかと思います。Reゼロも、さすおにも、このすばも、ダンまち、ログホラもなろう出身ですね。そして、これらの作品たちを見た読者および視聴者達は、こう思うかもしれません。
「無料でこんなクオリティの高いラノベ読めるなろうってすごくね?」
と。確かにそれは正しいのですが、多くの方がご存じの通り、上の作品達はなろうの中でも上澄み中の上澄み、例えるならば東京大学でもトップクラスに優秀な学生というところであり、ほとんどの作品は東大生どころかFラン大学生もいいとこどっこいのレベルだったりします。お決まりのパターンとして、いきなり何らかの形で死んで異世界転生してチート能力を与えられ俺TUEEするか、突然魔法陣で異世界に転移させられ、チート能力と謎の現代知識でハーレム作って無双するというものが多いですね。最近では、スマートフォンを異世界に持ち込んで俺TUEEする作品がアニメ化しましたが、世間では「なろう欲張りセット」「これが本物のなろう小説」などと言われていますね。実際的を射ていると思います。個人的にはまだまだマシな方だと思いますが・・・。
私としてはそんな糞みたいな小説達も味があって結構好きだったりするので、糞みたいな作品たちから面白い作品を探すのも楽しいのですが、一般的には労せず面白い作品を読みたいと思う人が多数だと思います。
前置きが長くなりましたが、今回はそんな皆様たちのために、玉石混合ななろう小説たちの中でも個人的に結構いけてるんじゃないかと思う作品をご紹介したいと思います。
というわけで一つ目
平和の守護者
創世のエブリオット・シード 平和の守護者1 (ファミ通文庫)
- 作者: 池崎数也,赤井てら
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2015/02/28
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
初めに紹介するのは「平和の守護者」です。正直タイトルが普通なので、PVを稼げてない所がありますが、書籍化もした力のあるSF作品です。
話としては、『ES能力者』と呼ばれる超能力者が現れた、日本のIF世界で、空を飛びたいと夢見る主人公が、ES能力に目覚め、大きな陰謀に巻き込まれつつも、夢を叶えるため努力していくといったもの。
この作品の良さは、独特の世界観と、能力を使った熱いバトルですね。主人公君の河原崎君はお調子者なんですが、真面目で努力しコツコツと訓練して力をつけていく、しかし敵は強大で何度も死にかけるが、そのたび強くなっていくという、昔懐かしの友情努力勝利を体現しており、おススメです。
個人的に、バトルものは主人公が強すぎると、話が単調になりがちになるのであまり好みではないんですが、そういう点でも「平和の守護者」は強すぎず(主人公の先生が作中でも最強すぎて主人公がいい意味で目立たない)、弱すぎずとても良いと思います。
書籍化はされていますが(2巻はでないんですかねぇ・・・?)、なろうでまだ普通に読めますし、完結済み(なろうで一番偉い要素)なので、気軽に読めますね。良くも悪くもなろうっぽくない作品なので、万人向けなのではないでしょうか。
エリィ・ゴールデン~ブスでもデブでもイケメンエリート~
エリィ・ゴールデンと悪戯な転換 ブスでデブでもイケメンエリート : 1 (Mノベルス)
- 作者: 四葉夕卜
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/10/14
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
続いて紹介するのはこれ「エリィ・ゴールデン~ブスでもデブでもイケメンエリート」。タイトルからして面白そうなんですが、中身も面白いです。これも最近書籍化した作品ですね。
あらすじ。大手商社で自称スーパーイケメンエリート営業マンをやっていた主人公小橋川は交通事故に合い、精神だけ異世界のデブスな少女の体に転移してしまう、新しい自分の体に絶望しつつも、少女の境遇を知り、ダイエット、オシャレ、営業活動、冒険を頑張り、パーフェクト美少女になって成りあがるという話。
この作品の良い点としては、やっぱり自称スーパーイケメンエリート小橋川が格好いいところですね。とにかく前向きで、しかも頭が回り、ユーモアも効くという。スーパーイケメンエリートを自称するだけのことはあるという感じです。
また、コメディタッチで進んでいるため読みやすく、それでいてしっかり異世界での営業活動を描いている所が偉いと思います。なろう作品だと、異世界で商売する話は結構あるんですが、チートを使ってチート製品を量産して、これは凄いと売れていくものばかりで実質商売やってないんですよね。一方でこの作品は、確かに現代知識を使っているものの主人公はそれが売れるためにはどうすればいいのかキチンと筋道を立てて考えており、売れるまでの過程が合理的です。それを馬鹿真面目に書いてしまうと眠くなってしまうのですが、面白おかしく書いてライトノベルの枠に落としこんでいるのが素晴らしいと感じました。
アクションパートも良いです、魔力を纏った拳法とかかっこよすぎますね(ネギまとかめっちゃ好きだった)。サブキャラクター達もパンチがきいてますし、男キャラが多いのも昨今のなろう小説の中では好感度高いです。
こちらも書籍化はされてますが、なろうでまだ普通に読めますのでお気軽にどうぞ。最近更新速度が落ちてるのでエタらない*1ように願いましょう。
*1 エタる 作品が完結しないまま、更新されなくなること
田中のアトリエ
田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~ 1 (GCノベルズ)
- 作者: ぶんころり,MだSたろう
- 出版社/メーカー: マイクロマガジン社
- 発売日: 2015/11/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
まだまだいきます、続いて紹介するのは「田中のアトリエ」です。書籍化されたときに流石にガストに怒られたのかタイトルが変わってますね。タイトルから錬金術を連想させますが、主人公全然錬金術しないのでまあ妥当な変更だったのかなと。
あらすじ。クッソブサイクな主人公田中は神様の手違いで死んでしまい、その代わりに神様は何でもチートをくれてやると言います(なろうではよくある光景)。クッソブサイクな田中はイケメンになってハーレムを作りたいと願いますが、田中はイケメンになれない星の元に生まれており、イケメンになることはできませんでした。その代わりとして田中はせめて死なないようにと回復チートをもらい、異世界へと飛び出していきます。しかし、異世界でも小汚いブサメン中年おっさんへの風当たりは強く・・・という話。
この作品、賛否両論あると思いますが、私は滅茶苦茶好きです。この作品読んで1年分ぐらいは笑いました。初めの展開はなろうにありがちな展開ですが、転移した先で速攻牢獄にぶちこまれて、同じ牢屋にいた女騎士の排泄物を監守に投げて脱獄した主人公がかつていたでしょうか、いやいない(反語)。恐らくこの一文でご理解いただけたと思いますが、この作品滅茶苦茶下品です。でもだからこそ面白い。
主人公の田中は処女厨で妄想癖があって変態なんですが、他のキャラクターたちも変態ばっかなんですよね、尿入りの紅茶を出して興奮するメイドとか。展開自体は割と普通なんですが、この個性的なキャラクター達が交じることでカオスを生み出して、とても笑えます。会話文でめっちゃ紳士的でいいこといってるのに地の文で台無しなこといってたりとか。クッソゲスイこと考えてるのになんでかうまく回ってしまったりとか、これぞギャグコメディという感じです。
正直書きたいことはめっちゃあったんですが、ほとんどネタバレになってしまうのでやめました。まだなろうで読めますので(ちなみに完結済み)、是非読んで笑ってください。
最強魔法師の隠遁生活
最後に紹介するのは、これ「最強魔法師の隠遁生活」。タイトルを見て、「あっ、いつものなろうだな」って思った方、間違ってはいないのですがちょっとまってください。
以下なろうのあらすじ引用*2(めんどくさくなったわけではない)
100年前、突如として魔物が現れ人間を襲いだした。当時、通常兵器では魔物の硬質な身体に傷を付けることすらできず、人類はその数をあっという間に減少させ身を守るかのように7カ国に併合する。魔法の技術が軍事転用されたことで侵攻を妨げることに成功したが、未だ種の存続が掛かる異形の魔物との戦い。その最前線で常に命を賭けていたアルス・レーギンは軍役を満了したために16歳という若さで退役を申し出た。だが、そんな彼を国が手放すことができるはずもない。アルスは10万人以上いる魔法師の頂点に君臨する一桁ナンバー【シングル魔法師】なのだから。
よくある転移・転生ものではなく普通のファンタジ―ですが、結構世界観が殺伐としています。市民たちが仮初の平和を享受し、のうのうと生きている横で、兵士である魔法師達はどんどん死んでいく。魔法師を育成するための学校では、現場のことが全く分かっておらず、箱入り魔法師がどんどん生成されていき死ぬ。そんな世界で最強の魔法師である主人公アルス君がいろいろな事件に巻き込まれつつも奮闘していくという話です。
主人公TUEEには変わりないんですが、敵キャラもそれなりに強く、世界観もしっかりしているので話に引き込まれます。またヒロイン達も可愛いのでおススメですね。まだまだ続きそうな作品なので、エタる可能性も十分にありますが、今後に期待ということで紹介させてもらいました。
*2 http://ncode.syosetu.com/n5606cq/
というわけで、今回はこの4作品をあげさせていただきました。あえて有名すぎて紹介する必要もないと思ったので、「無職転生」は外させていただきましたが、「無職転生」はなろうの中でも別格に面白いので、読んでいない方は是非に。他にも面白い作品は一杯あるので、また機会があれば記事にしようかと思います。