マダツボミの観察日誌

ギャルゲーマーによる、ギャルゲーやラノベの感想、備忘録とか

RIDDLE JOKER 茉優先輩√感想

 期間が開いてしまいましたが、茉優先輩√終わったので感想書いてきます。

 頭がよくて、いつも落ち着いていて、包容力のある大人のお姉さんというのが一番最初の茉優先輩の印象だったのですが、プレイしている中で気づけば一番のポンコツになっていました。

 特に主人公と付き合った後の壊れっぷりは作品随一で、主人公への依存が果てしなく、言動にちょこちょこ痛いところが見え、正直言うと読んでいて辛かったです。あの最初の感じの茉優先輩が好きだったんや・・・

 

 肝心のシナリオですが、主人公が工作員として茉優先輩に近づいたことがバレたあたりでは、騙している罪悪感からこれはどうなってしまうのかと心が重くなり、一時読み進めるのをやめていたのですが(更新停滞の理由)、覚悟を決めてちょっと進めてみると、惚れたもの負けでなんとなくうまくいってしまい、なんだかなという気持ちになりました。騙されたことが発覚した時点である程度嫌いになりそうなものですけどそんなこともなく、頭脳戦を繰り広げようにもすぐ脳内お花畑になってうまくいかないと、ある意味うまくまとめたなという感じですね。この展開はかぐや様を思い出しますが、あれとは違ってコメディ色が薄いので毛色が少し違うかなと。

 

 

他ルートの補完としては、あやせルートで薬を投入されても能力を使ってなんとかしたシーンの説明もあり、琴理ちゃんの掘り下げもあり良かったですね(やっぱりあやせルート最後にやるべきだった)。でもアフターで普通に先生が出てきたのはちょっと違和感がありました。本編でパパンが反アストラル派の工作員が誰だかわかったみたいな話をしてた気がしたんですが・・・琴理ちゃんの未来は明るくないかもしれない。

 Hシーンは他ルートと同様に良かったです。特にアフターの裸白衣は素晴らしかったですね、それを待ってた。裸なんちゃらってやつはすべからく良いものです。今回裸エプロンがなかったので個人的には少し寂しかったのですが、この裸白衣もなかなか乙なものでした。白衣なので布が体を覆う面積はエプロンよりも大きいのですが、肝心の前がまったく隠せていないので純粋にエロいです。白衣という真面目な人が着る服というイメージと全く隠せていないエロさのギャップがいいですね。裸Yシャツと似通った性質を持っていますが、これは前ボタンを留めているのが基本のスタイルだと考えているので、露出範囲が違います。白衣自体がこういうキャラじゃないと使いづらいので、これからも白衣キャラには積極的に裸白衣を採用していただきたいですね。

話がだいぶそれましたが、はじめの七海ちゃんとの絡みも一度で二度おいしくとてもよかったですし、夜這いのシーンもよかったですね(語彙力を失った男)。後、アストラル能力を用いての射精管理というのは、おそらくリドルジョーカーオリジナルだと思いますが、茉優先輩に射精を止められているときに本筋の課題と絡めてくるのは笑うのでやめていただきたく(笑)。

 

最後にRIDDLE JOKER通しての感想をちょっと書いていきたいと思います。

 ストーリーについて、超能力学園モノということで始める前はダークな印象がありましたが、まあそんなこともなくいつものゆずソフトでしたね。どちらかといえばキャラの可愛さの掘り下げに重点を置いており、メインストーリー自体は薄味気味でしたが、意外とキャラのストーリー間に伏線がありうまく回収されていてその点は良かったです。2番目にあやせをやったのでいまいち感動が薄かったのですが、最後にあやせだったら恐らく感想が変わったと思います。

 キャラクターについて、勿論キャラは全員可愛かったのですが、特にあやせはすごい可愛かったですね。あやせルートやってからはもうあやせ可愛いしか多分言ってないです。個別感想でも書いたと思いますが、あやせルートだけでもフルプライスの価値があります。全員主人公にゾッコンラブ(死語)なわけですが、あやせ√は読んでいて違和感がなかったところもよかったですね。後声優が凄いです、桐谷華は神。今回アグミオンも久々に参戦していて個人的には嬉しかったですね。

 

 最近はエロゲ自体年に1本やるかやらないかにはなっていますが、たまにやると失ってしまった感情を摂取できてよいですね。常シーンで笑って、シリアスシーンでドキドキしたり、ちょっと心が痛くなったり、泣いたりして、恋愛シーンで恥ずかしくなって、Hシーンで抜くと。RIDDLE JOKERはそんな人間の感情を呼び戻さしてくれるいいゲームでした。

 毎回良ゲーを作り続けてくれているゆずソフトさんに感謝と応援の意を込めて、今回はここまでにしたいと思います。