マダツボミの観察日誌

ギャルゲーマーによる、ギャルゲーやラノベの感想、備忘録とか

【朱雀院椿最高】『絆きらめく恋いろは』感想

 皆さん、ギャルゲーに一番大事なことは何だと思いますか?

 シナリオの良し悪し?物語を彩る音楽?CGの美麗さ?勿論それらは全部大事な所で、私も基本はそれらを重視しています。でもそういうのを全部抜きにして、好きな作品が存在するんですよね。

 それらの作品に共通すること、それは――

 滅茶苦茶好きなヒロインがいることです。

 

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 というわけで、今回は『絆きらめく恋いろはプレイしてきたので、感想を残したいと思います。刃道というスポーツを題材にしていたはずが、途中で謎の伝奇要素が混入して、感情の置き所に困った本作ですが、まあシナリオはどうでもいいです(ぶっちゃけたな、おい)。とにかくヒロインの一人である朱雀院椿が滅茶苦茶可愛く、もう只管椿を愛でれる最高の作品でした。

 いや他のヒロインも可愛かったですよ?シオンはロリ巨乳可愛いし、シアは活発元気で歯に衣を着せず自分の道を突っ走って可愛かったし、サクヤは…うん、親友だよ。でもでもでも、椿の可愛さには勝てません。

 まず、見た目が完璧ですよね。綺麗な青みがかった白髪のサイドポニーに、服装に合わせたリボンがとてもチャーミング。クリっとした丸い琥珀色の瞳には見るものを引き付けるような何かがあるし、小さな可愛らしい顔の形からの凛とした表情にはいい意味でギャップを感じます。お嬢様然とした私服は、髪の色とリボンの色と合わせてベージュと赤のツートンになっており滅茶苦茶似合ってるし、胸を強調するような服装でありながら下品になっていない所もグッド。制服の謎マントも私服の可愛さから打って変わって爽やかさと強かさを醸し出していて魅力的です。自分の張りぼての強さを誇示するためにマントを着てると想像すると可愛らしくて更に良いです。戦装束姿は更にカッコよさと美しさを強調した服になっていて、戦闘CGは思わず見惚れてしまいます。

 そして椿ちゃんの性格というか、立ち振る舞いというか、在り方がもうドストライクだったんですよね。まずお姉ちゃんぶってる所が最高に可愛いですよね。昔大好きだったヒロインにダカーポⅡの音姫さんがいましたが、それに匹敵します。全然主人公には相手にされてないのに、必死にお姉ちゃんぶってるところが可愛いんです!私も甘やかされたい!でもいざ攻められるとひよっちゃうところも可愛い、全部可愛い。もう可愛いしか言わないマシーンと化してました。

 また、椿は朱雀院という強さだけが求められている家に生まれながら、他の親族と比べると小さな才能しか持たないことに苦しみ、それでもそこで折れないで必死に努力して学園の頂点を維持しているというのが好きすぎる。こういう逆境の時に努力できる人間は本当に好きで、憧れます。勝利だけを求めて、ストイックに人になんと言われようとも自分のスタイルを維持する、そして勝つ、そういう所が大好きでした。カッコよすぎる。つまらない剣とかそういうの良いんですよ、お前ガッサのポイヒ嵌め認めなかった奴か~~~って言いたくなります。

 椿は学園最強とかいう称号を掲げてながら全然強キャラ感がないんですよね。都さんには雑魚キャラ扱いされるし、いつも苦戦して嫌になるわ・・・とか言ってるし、でもそれがいいんですよね。どこか人間味があるというか、自分の延長上にいるような気がして、完璧なようでどこか抜けているというのが魅力なんです。

f:id:saijunior2002:20210107180657p:plain大好きな台詞。

 そんな椿だから、一度の敗北でぽっきり折れてしまって・・・でも、そこで主人公が折れた刀を打ち直して助けるというのもいいですよね。ありがちなシナリオですが、王道は王道たる所以があるから王道で、それが良い。最後に家に囚われた自分自身からも解放され、完璧エンドですよ。特に突っ込む所もなし、末永く幸せになってくれ。

 

 本作は、バグが多くて滅茶苦茶落ちるし、お世辞でもシナリオに奥行きがあるとは言えないけど、朱雀院椿という素晴らしいキャラを生み出したという点で100点満点を上げれる作品でした。結局、キャラを好きになれればそれで勝ちなんですよ!ファンディスクもあるみたいなので、そちらも楽しみです。

 というわけで今回はこの辺で、ではでは。