マダツボミの観察日誌

ギャルゲーマーによる、ギャルゲーやラノベの感想、備忘録とか

【2020年】マダツボミのギャルゲーBEST10

 2020年もあと僅か、皆さん2020年はどんな年だったでしょうか?

 私はコロナ自粛も相まって、ここ数年で一番ギャルゲーをプレイした、ギャルゲーイヤー(滅茶苦茶嫌な響き)でしたね。というわけで、今回は”私が”2020年にプレイした作品のベスト10を紹介していきたいと思います。なので旧作が含まれます。勿論ネタバレはなしで書くので未プレイの方も安心して読んでいただければと。ただ記事を書いた作品についてはリンクを張りますが、私の書いてる感想記事は大体ネタバレしてるのでそこは注意してください。

 では早速行きましょう。

第10位 『きまぐれテンプテーション』シルキーズプラスわさび

  トップバッター第10位は『きまぐれテンプテーション』です。アンネのおっぱいに釣られて購入した本作ですが、想像以上に面白い作品でした。

 物語の内容は、アパート住人怪死事件の調査を霊的な観点から解決に導くというものになります。内容的にどうして重くなりがちなのですが、可愛いくてエッチなアンネが随所で緩和させてくれるので、推理ホラー作品としては非常に読みやすいというのが本作の評価ポイントかなと思います。そして、推理モノとしてみても優れているのが更にポイントが高いです。また、エロゲでは重要なHシーンも流行りのE-moteを使っていてぬるぬる動き、何よりアンネちゃんが幼な可愛いので実用性もあると思います。本当だったらもうちょい順位高くてもいいんですが、筆者がホラー苦手なのでこの順位に収まりました。

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 第9位 『なないろリーンカーネーション』シルキーズプラスわさび

  続けて第9位は『なないろリーンカーネーションです。同じメーカーが二連続となってしまいましたが許してください、ライター買いした結果です。でも今のところかずきふみ氏の作品で外れはないので、おすすめです。

 本作のあらすじは、霊能力がある主人公が、超能力を持つ鬼を使役し、街で起こる事件を解決しながら、現世にとどまった幽霊を成仏させていくというものになります。このライターさんはとにかく構成が優れていて、途中退屈な部分もあるのですが最後にきちんと泣かせてくれるのが偉いです。例に漏れず私も号泣しました。

 何気ない毎日がとても愛おしく見えてくる本作は、記憶に残る作品だったと思います。 

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第8位 『マルコと銀河竜』TOKYOTOON

  どんどんいきましょう、第8位はギャルゲーかどうか微妙に怪しいですが、『マルコと銀河竜』です。これは泣けるとか、構成が優れているとか、心に残るとかそういう作品ではありません。とにかく笑えます

 『ノラと皇女と野良猫ハート』でおなじみのライターハト氏とあり得ないぐらい多いCGで彩られる本作は勢いが凄まじく、一息つく間もなく進んでいき終わります。人によっては短いと感じる方もいるかもしれませんが、大体1クールのアニメだと思えば十分だと感じれるのではないでしょうか?

 なんか疲れたなぁと思った日にこの作品をプレイすると元気になれる、そんな作品でした。

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 第7位 『メモリーズオフ Innocent Fille』MAGES

 次、第7位は想い出の作品、メモリーズオフ InnocentFille』です。感想記事では思い出補正もあってぼろ糞に書きましたが、実際のところはかなり意欲的な作品であったと思います。

  物語では心に傷を持った少年少女が交流を深める中で、色々な思いが錯綜し、互いが互いことを思いやりつつもすれ違っていく、そんな現実的な話を描かれています。特におかしなことをしていないのにどうしようもなくなっていく様は、読んでいて胸をつかまれるような気持ちにさせられます。本作はそんな人間ドラマが好きな方には自信をもってお勧めできる作品ですね。

 今作は勿論前作までをプレイしていると随所でクスッと笑える所もありますが、単体でやっても十分楽しめる作品となっているので興味のある方は安心して大丈夫ですよ!

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 第6位 『CROSS†CHANNELFlyingShine

 まだまだいきます。第6位はCROSS†CHANNELです。正直不朽の名作なのでこの場で語ることも少ないです。

 物語は主人公たちしかいなくなった世界で一週間を繰り返すといったものなっています。この作品は、面白かったとか面白くなかったとかそんな二元論の話じゃなくて、生きる助けになったそんな作品。読んだ年齢やどんな体験をしてきたかによっても大きく受け取り方が変わりそうな一作でした。 順位はとても悩んだのですが、今回は純粋な面白さを判定基準として、この順位としました。

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 第5位 『アメイジング・グレイス』きゃべつそふと

 折り返し突入して、第5位はアメイジング・グレイスです。これも言わずとしれた名作ですね。

 あらすじとしては、記憶を失った主人公が、オーロラと呼ばれる壁に囲まれ外界から隔離された街に起こる事件を解決するために、時間を巻き戻して奔走するといった話になります。いわゆるループものですね。

 ライターの冬茜トム氏が描く世界は、現実とよく似ているようで少し違和感を感じるもので、その違和感が解消された瞬間のカタルシスは他ではなかなか味わえないものでした。しかし決して難解な物語と言うわけではなく、分かりやすい物語となっており、それもまたこの作品の凄いとこかなと。キャラも可愛らしく、美しい背景に彩られた本作は、ギャルゲー初心者にも自信をもってお勧めできる作品と言えるでしょう。

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 第4位 『BARDR SKY dive1,2』戯画

 さてそろそろ順位をつけるのが難しくなってきましたが、第4位は『BARDR SKY』です。本作は巷の評判に違わず、世界観、設定、戦闘の面白さ、音楽と全てが優れており非常に面白い作品でした。まだ感想を書けてないので、どこかで書きたいなぁ。

 ただ、回想シーンがやたら長いのと戦闘が異常に多く、滅茶苦茶時間を奪われたことが個人的マイナスでした。総プレイ時間70時間以上かかっているので、社会人にはなかなかにきつい作品だったことは間違いないでしょう。

第3位 『さくらの雲*スカアレットの恋』きゃべつそふと

 ランキングも終盤に入って参りました。第3位は『さくらの雲*スカアレットの恋』です。第5位から引き続ききゃべつそふとさんのランクインです。企画・シナリオ冬茜トム氏の安定感よ。

 物語は、大正時代にタイムスリップしてしまった主人公が、探偵事務所の所長である少女に拾われ、街で発生する事件に巻き込まれていく――という話です。探偵ものみたいなあらすじですが、ミステリというよりは人間偶像劇のような色が強い作品だったと思います。

 本作は途中下車方式となっており、途中結構だれるのですが(この分でランクを下げました)、その分後半の盛り上がりは軍を抜いています。とあるギミックではとても驚かされましたし、ラストは滅茶苦茶泣かされました。本作についても、『アメイジング・グレイス』と同じくギャルゲー初心者の方にも自信をもってお勧めできる作品と言えるでしょう。

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 第2位 『白昼夢の青写真』Lapracian

 ランキングも大詰め、第2位は『白昼夢の青写真』です。これは1位にするか滅茶苦茶悩みました。いや、この作品本当に凄いよ、凄いとしか私のつたない語彙力では表現できないくらい凄い。2020年とは言わずに今までやってきたギャルゲーの中でも上位を争うぐらい良い作品でしたね。

 3つの物語が絡み合い1本の物語に収束する本作品は最早芸術的。プレイ中は終始物語に引き込まれ、頭が物語の展開が一杯になり、日常生活に支障をきたすぐらいでした。これがエロゲとして一部の人間にしかプレイされないのは本当に勿体ないです。未プレイの方は死ぬ前にやってくれ。やっぱこの作品1位でよくない?

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 第1位 『9-nine- 』シリーズ ぱれっと

 長くなりましたが、栄えある第1位は、『9-nine-』シリーズです!第2位の『白昼夢の青写真』と死ぬほど悩みましたが、流した涙と自分の感想の文字数を比べて『9-nine-』にしました。感想書いてるときの勢いが違うわ、これ。

 あらすじは公式の120秒紹介が分かりやすいので、それ見てください(投げやり)。 


『9-nine-ここのつここのかここのいろ』あらすじムービー

 魅力的なキャラクター、熱い展開、演出、物語のうまさと全てが揃った本作は、エンタメ作品の完成形と言っても過言ではないでしょう。とにかく勢いがあるんです。そして、だからこそ面白い。

 正直1作品目の『ここのつここのか』だけは擁護できないのですが、2作品目『そらいろそらうた』は導入として面白く、3作品目『はるいろはるこい』でその片鱗を見せ、4作品目『ゆきいろゆきはな』で開花しました。ゆきいろゆきはなのラストのシーンはもう滅茶苦茶好きで、1か月ぐらいは毎日同じシーンみて泣いてましたね。

 『9-nine-』シリーズは、ノリさえ合えば絶対に面白い作品ですので、未プレイの方も上の動画を見て大丈夫そうなら是非プレイしてみてください。

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終わりに

 如何だったでしょうか?よく見てると同じライターさんの作品ばかりやってますね。かずきふみ氏、冬茜トム氏、緒野わさび氏は今年初めて知ったライターさんでしたが、素晴らしい作品を作られるなと感心しきりで、このようなライターさんと出会えたことが今年、何によりの幸せです。次回作も滅茶苦茶楽しみですね。(スプライトさんはあおかなtwei頼むよ?)

 それでは今後のギャルゲー・エロゲ業界の発展を願って、今回はこの辺りで締めたいと思います。皆さま良いお年を。